あなただけではありません
外の音がうるさくて、電話の話し声が聞き取りにくい。人と話していても車の音で会話が遮られた。電車の音でなかなか寝つくことができない。都会にお住まいの方なら一度は悩んだ経験がありませんか? あなただけではありません。たくさんの人が日夜頭を痛めている問題です。
こうした問題が多い中、最近のマンションを例にあげますと、外壁の防音性能においてはすばらしいものがあります。耐震や耐火のために厚みもあるので、外壁の遮音効果というものは目を見張るものがあるはずです。ところが、実際に住んでいる方で音に悩ませられている人の多いこと……。
音はどこからやってくるの?
いったい音はどこから侵入しているのでしょうか。壁からでないとすれば、あとは1つ。騒音の侵入口は、『窓』ということになります。『窓』は外壁と比べ、その防音性能はわずかに半分程度。※1だから外の騒音がちょっと大きいと、電話の話し声も聞こえなかったのです。
『窓』と外壁、素材そのものを比べると、1cm厚のコンクリートも同じ厚さのガラスも遮音効果は同じです。つまり、ガラスの厚さが外壁と同じであれば同様の効果を得ることができるはずなのです。
ところが、壁と同じ厚さのガラスでは、重たくて『窓』の開閉が困難になります。また、どうしても開閉部分ですので隙間ができやすく、そこからの侵入を許してしまうのです。

では、諦めるしかないのでしょうか。そんなことはありません。『窓』に特化した防音対策を講じてあげればよいのです。
※1 マンションの外壁は45dB(A)※2程度の防音性能があるのに対して『窓』はおおむね20dB(A)しかありません。仮に建物の外の音量を80dB(A)とすると、壁での遮音効果は外の騒音80dB(A)−壁の防音性能45dB(A)=35dB(A)。これが室内の音のレベルになります。しかし『窓』では外の騒音80dB(A)−窓の防音性能20dB(A)=60dB(A)となります。
35dB(A)とは病室の個室の静けさ、60dB(A)とは日常会話において「やや声の大きい人」が発する音量です。お部屋の中が60dB(A)もありますと多くの方はおちつきません。
※ 2 dB(A)=デシベルエーとは騒音計での測定値を表します。






