毎秒340mのスピードで空気中を伝わる波動現象です。
人が聞き取れる周波数帯は20Hzから20000Hz=20KHzです。私たちは周波数の違いによる音の高低、波形の幅の大小による音の大小、音質音色によって音を聞き分けています。
音は波ですので障害物に当たって撥ね返る反射、物体を通り抜ける透過、障害物で一部さえぎられたとき、障害物の影の部分にも波動が伝わる、回り込みの現象=回折の性質があります。
音の大小(デシベル)
人間の耳はジェット機の音など大変大きな音から蚊のとぶ音など小さな音まで非常に広い範囲の音を聞くことが出来ます。(人間が感じることのできる音(可聴音)の周波数帯域は、およそ20Hz〜20kHzです。)
ジェット機の音(1,000ワット)と蚊の飛ぶ音(0.000,000,000,1ワット)とではエネルギー量で10兆倍も違います。このような大きな数字を扱って表現するのは大変不便なため、対数を使って表します。
デシベル(dB)は音を扱うときの物差しとして使われ、10倍ごとに10デシベル増加します。
したがって10デシベルと20デシベルの「差」とは2倍ではなく10倍を意味し、20デシベルの音の増加とは100倍の増加となります。

周波数Hz(音の高低)
1秒間に何回の振動をしたのかを示した単位です。1Hz(ヘルツ)とは1秒間に1回の振動を意味します。高い音、低い音とは周波数の高低を意味します。高い音ほど周波数の数字=1秒間の振動回数が多くなります。
ピアノは27.5Hzから4186Hz(4.186KHz)までと非常に広範囲な周波数の音を出すことができます。
音の回折
音は1秒間に340m進みますので1Hzは340mの波長となります。したがって100Hzは3.4mの波長、10KHzは34ミリの波長です。塀など音を遮るはずの遮蔽物があっても波長の長い=低音は塀の寸法よりも長いため、回り込むことができます。塀を建てる事で、周波数の高い=波長の長い高音はカットしやすくなりますが、低い「ゴー」、「ボー」というような音はあまり低減されず、低音域の音に対しては、効果が少ないのはこのためです。
音色音質
音を波形に解析してみると基本となる1つの周波数(基音)の他に,2倍、3倍と整数倍の周波数(倍音)の波形の山=振動が見ることができます。楽器で「ド」の音を出した時、出した音の1オクターブ上の「ド」=2倍音、1オクターブ上の「ソ」=3倍音、、、、といくつもの倍音が発生しています。音色を決めるのは各々の倍音の強弱です。偶数倍の周波数が強いと柔らかな音、奇数倍の周波数が強いと刺激的な音と感じます。
音の足し算と引き算(分解)
dB値の足し算はエネルギー和と呼ばれる対数計算でもともることが出来ますが実用上はグラフ上で求めることも出来ます。概算用の数値をいくつか覚えておくことでも答えを求めることも出来ます。
・ 二つの音
二つの音のdB値の差を求めか下記の表から加算す値を求め大きな方のdB値に加えることで求めます。
表1
|
二つの音のレベル差 dB |
0 1 |
2 3 4 |
5 6 7 |
8 9 10 11 |
12以上 |
|
加算値 dB |
3 |
2 |
1 |
0.5 |
0 |

それ以上
大きい数値の順番で並べ、並べた順番に2つずつの数値の差を求め、上記の表1の数値を加算していく事で求めることが出来ます。
音の分解
二つの音の内一つの音の数値が分かっている時、下記の表2の補正値を加えることで求めたい対象音(数値が不明なもう一方の音)の数値を求めることが出来ます。
表2
|
音が1つの時と |
3 |
4 5 |
6 7 8 9 |
10以上 |
|
加算値 dB |
-3 |
-2 |
-1 |
0 |
トラックの往来が無いときのレベルが60dBの場所でトラックが走り抜けたときのレベルが64dBの場合、上の表2からトラックの騒音レベルは64dB-2=62dBとなります。







